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大嘗祭は平成30年に。天皇陛下の生前退位へ向けて。来年中に法整備へ

どうやら生前退位が現実のものになりそうです。大嘗祭を平成30年に執り行う予定で来年の通常国会での法整備へ向かうようです。
大嘗祭と言うのは天皇に即位してから最初に行う新嘗祭で一世一度の祭祀です。
報道がそのままなら来年と再来年で平成は終わりですね。
天皇家の祭祀も含め見ていきましよう

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大嘗祭は平成30年に。天皇陛下の生前退位へ向けて。来年中の法整備の流れとは

大嘗祭は天皇に即位してから最初に行う新嘗祭です。新嘗祭は収穫祭の事で、その年に取れた五穀の新穀を天神地祇に進め、また自らも食してその年の収穫に感謝します。
神道にとってはとても大事な祭祀で大祭と位置づけられています。
もともと我々の国には収穫を感謝し、来年の五穀の豊穣を願う習慣が古くからありました。
国家としても穀物は次の収穫まで人々を養う大事な蓄えとなることから大事な行事として行われてきました。

天皇陛下は8月8日に公表された「お気持ち」のビデオメッセージで「2年後には平成30年をむかえます」などと語り、在位30年を節目に「生前退位」をにじませていました。

政府は天皇陛下から皇太子さまへの皇位継承に伴う重要な儀礼である「大嘗祭」を平成30年11月に執り行う方向で検討に入りました。
準備に一年近くかかるため、来年(29年)の通常国会で皇室典範改正を含む法整備を行わねば間に合わなくなります。

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大嘗祭は平成30年に。天皇陛下の生前退位に向けて。実際には何を行うのか

皇太子さまへの皇位継承で最も重要となる大嘗祭は、前述の通り、天皇に即位してから最初に行う新嘗祭を指します。
その中心の祭祀である「大嘗宮の儀」(だいじょうきゅうのぎ)では、天皇が「悠紀殿」(ゆきでん)と「主基殿」(すきでん)で自ら新穀を供え、神々とともに食して五穀豊穣に感謝するとともに、国家・国民の安寧を祈願します。
これにより、「神格」を得て完全な天皇になるとされています。

これより前に行われる「即位の礼」は外国王室の戴冠式にあたり、皇位継承を内外に示す国事行為です。
現在の天皇陛下が即位された時の即位の礼を思い出します。
我々が現実に古代の祭祀を一部でも見ることが出来るのはこうゆう機会しかありませんからね。
我々の国の場合はあまり派手な演出はないのだけれど、逆にそう言うところが好きです。

大嘗祭の時期は戦前に皇位継承に関する法令を定めた「登極令」(昭和22年廃止)に「即位ノ礼及大嘗祭ハ秋冬ノ間ニ於テ之ヲ行フ」とあり、現在の天皇陛下が平成2年11月22日、23日両日に大嘗祭を執り行った際も登極令を踏襲されました。

大嘗祭を行うには、新穀をそだてる特別な水田(斎田)を2カ所準備する必要があり、同じ年の2月から3月に亀卜(きぼく)で斎田を決める「点定の儀」が行われます。

斎田は京都以東から「悠紀田」を京都以西から「主基田」をそれぞれ選定します。
平成の大嘗祭では、悠紀田が秋田県五城目町で、主基田は大分県玖珠町が選ばれました。

通常は天皇の崩御を受けて皇太子が即位します。
その場合、崩御直後に三種の神器を受け取って即位(践祚(せんそ))し、1年間喪に服します。
即位の礼や大嘗祭の準備をすすめるのは喪が明けて後となります。
昭和天皇の場合、即位の礼や大嘗祭が営まれたのは昭和3年11月だったそうです。

なんというか、割とゆったりとしたスケジュールですよね。
これが戦国武将のような慌ただしい人生を送っている人が歴史の中心になっていれば随分違う制度になっていたのではないでしょうか。
即位するのに一度田植えから収穫まで行わなければいけないのですからね。
そんな所が結構好きです。

宮内庁によると、平成2年11月12日に皇居で行われた「即位礼正殿の儀」には、約160カ国の祝賀使節を含め内外から2480人(うち外国人474人)が参列したそうです。

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大嘗祭は平成30年に。今回の生前退位によって何が変わるか?

今回の生前退位によって何が変わるか~ それはスケジュールを見ればすぐにわかります。
より現代的により効率的になるわけですね。
それによってより現実的になりますね。
まぁ正直に言うと古代祭祀なのだから効率的にならなくてもいいのでしょうけど。
しかし、これからも皇室が存続していく事を考えるとやはりリアリズムというのは必要です。
今回の変化はポジティブな物なのではないでしょうか。

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