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電通が若手社員を懲戒処分!!コメント通りの自浄能力の無さを見せつけることに…

全く、懲りない会社ですよね。
過労死事件で問題になっている電通が、NHKの取材にコメントした20代の若手社員を「戒告」の懲戒処分にしていたことが分かりました。
電通ってホントどんな会社なんでしょうか?
意外と普通の会社なのかもしれない。つまり、電通の仕事の仕方は我々の普通の労働文化なのかも。
だからやめられない。そう考えてしまいますよね。
この問題は沢山の人が参加しないと変えられないと思います。
働き方を社会全体で考えていかないと…

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電通が若手社員を懲戒処分!!コメント通りの自浄能力の無さを見せつけることに…

これはパワハラなんじゃないですかね。
言いたいこと、言わなくてはいけないことはやはりあるものでしょう。
それを封じてしまっては自身の姿か見えなくなってしまう。いや、もう見えないのかも。

電通が、社長セッションの後でNHKの出待ち取材に答え「自浄能力のない会社だなと思う」などと感想を述べた20代社員に、始末書を書かせて「戒告」の懲戒処分を下していたことが分かりました。
先週(11月21日の週)の局会や部会などを通して、大半の現場社員に知れ渡った。
社員からは「ごく普通の意見で何も処分されるような内容ではない」「経営者側にとって都合の悪い話が出ないよう、締め付ける目的」「かわいそう」といった声ばかり聞かれました。
NHKは本人を特定出来る形で、かつ「40代社員」と見た目で適当に判断して年齢を偽った報道を行い、翌日になって該当部分を丸ごと削除しています。
誤報の上、取材協力者に報道被害を与え、処分で電通社内を委縮させ、視聴者には説明なく突然「なかったこと」にするという報道倫理が欠落した、ずさんな仕事ぶりでした。

高橋まつりさんの過労死事件が起きて、電通の過労死事件が1991年にもあったことが注目されました。
当時入社2年目だった24歳の青年が自分の命を絶った事件です。
長時間労働にくわえ、靴で酒を飲まされるなどの「いじめ」があった、とされました。

その事件が結審したのは2000年でした。
確かに一昔前といえばそうですが、21世紀になってからですね。
今回の新・電通事件の代理人である川人博弁護士が、過労死自殺で企業責任を認めた「歴史的判決」と呼ぶ「電通過労自殺裁判最高裁判決」です。

その当事者である電通の過労死に対して取り組む姿勢が問われている時に、この信じられない対応です。

彼が処分を受けた理由は取材当日にあった「社長セッション」~いわゆる石井社長から社員に向けての、「我々の働き方の進化に向けて」と題した「説明会」の内容にあると思われます。

内容がまるでない社長説明会

2016年11月7日、石井社長から、社員に向けての説明会「社長セッション」が開かれました。
社員によると石井社長からの説明はレジメを見ながら、一方的なスピーチ形式で、およそ40分強、続いたそうです。
大枠として、3つの問題点➡3つの視点からの改革➡4つの具体策➡2つの投資、という順番に説明されたそうです。
どれも当たり前の事ばかりで、逆にこれまでの経営者不在ぶりが際立つ内容でした。

ITなど「デジタル領域などが広がった結果仕事量が増大した」等、市場環境が変化したにもかかわらず対応せず放置するなど経営者の無能ぶりを示すものとなっている。

業界最大手が、仕事のやり方を昭和時代から変えていない実像が見えてきます。

社員は、「可もなく不可もなく、かなり内容のない説明だった」(若手社員)とコメント。

その内容は自殺を誘発する自社の体質はさて置き、具体策があいまいで、数字も固有名詞も期限もなく、また責任ある公約のようなものもありませんでした。

またそのなかで、「様々な社員の皆さんの声を取り入れて、皆さんと共に新しい電通を作っていければ、と思っています」と述べています。

さらに、あらかじめ用意された質問に答える形で、「情報が洩れることについてもうしあげれば、ご自分の考えを述べることはもちろん構わないが、社内の情報を外に出すことは、明確な社規違反です」と述べました。

この「社長セッション」の後、電通ホール(電通本社ビル隣接)から出てきた社員に、待ち受けていたマスコミがコメントを求めました。
ほとんどの社員は黙っていたが、その中に正直に感想を述べた若手社員がいました。
それが前述の「彼」です。

「社長セッション」で「ご自分の意見を述べるのはもちろん構わない」と言われた後に、「自分の意見」を正直に言ったら、懲戒処分になってしまった。

それが、自殺を引き起こした電通という企業の本当の姿なのでしょう。

「戒告」というのは、電通の懲戒処分うちで懲戒審査会を開かないで下すことができるが、始末書は書かせるもの。
給与の減額は伴わないものの、軽いものではないそう。
その下は「厳重注意」だそうで、結構重いのでは?

懲戒審査委員会を開かないというのも引っかかります。
軽いというより、お手軽に出せる中で最大の物という感じですね。

「社長セッション」は本来加害側の企業が開く反省会という色合いのものであり、被害者と同じ立場の社員に向けての物。

図らずも、これまでも、そして、これからも変わるつもりがないことを示す処分になりました。

高橋まつりさんは労災認定を受けましたが、これで決着した場合、事業主は労働基本法上の保証責任を逃れることになります。
つまり、企業の責任については法的には決着がつけられていない状況です。

電通が今回の過労死事件を起こした背景に過度の体育会系・軍隊気質の社風があるといわれています。
規律を重んじ、上の言うことは絶対で、意見を言う者は「口ごたえ」とみなされ、許されない。
小さな会議でさえ、1年目が意見を言うなどとんどもない、というカルチャーだと言います。

今回の処分も、「電通なら当たり前」なのでしょう。

電通という企業の持つ闇は意外なほど深いのではないのでしょうか?

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電通が若手社員を懲戒処分!!コメント通りの自浄能力の無さを見せつけることに…

口は災いの門といいますがこんな時までそうしていると話さなければいけないことも話せない事になります。
話さなければいけないことを話さないというのは要するに変わらないということです。
根が深いですね。
これからも注目していきたいと思います。

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