北朝鮮の挑発がやみません。最近のアメリカ高官の発言もあり緊張の度合いが増していますね。
潜水艦発射型のミサイルが開発されるなど、北のミサイルは増え続けていますね。
ミサイル発射の失敗を繰り返しているように見えても技術は進歩しているようです。
北のミサイル技術は実際の所どの位なのでしょうか。
気になったので調べてみました。
ムスダンの破壊力や飛距離はどの位?中距離弾道ミサイルって?
ムスダンの発射に失敗~よくテレビなどで報道される内容ですね、
しかし、そもそも中距離弾道ミサイルとは一体どんなミサイルなのでしょうか?
このミサイルの分類が生まれたのは米ソ冷戦時のことで、米ソが直接相手の都市や市民を標的にした大陸間弾道ミサイルほどの飛距離はなく、かつ戦闘の行われる区域内で使用される短距離弾道ミサイルよりは射程が大きいミサイルのがこの分類に含まれました。
北朝鮮の戦略で見た場合は大陸間弾道ミサイルや中距離弾道ミサイルはアメリカを標的にしたもの。
それ以外の短距離弾道ミサイルは主に韓国や日本を標的にしていると考えられます。
近年は発展途上国に拡散した弾道ミサイルの長射程化によって、この範囲に属するミサイルを保有する国が増えています。
1990年半ばから北朝鮮では旧ソ連の技術者を招いて潜水艦発射型の弾道ミサイル「R-27」をベースにミサイル開発を進めました。
「R-27」は潜水艦から発射するためにサイズを小さくする複雑な技術を採用していたので、これを北朝鮮で製造・整備するために全体を簡素化し、陸上発射型に改良しました。
初登場は1990年より10年以上経過した2010年。発射基地がある舞水端里(ムスダンリ)の地名にちなんで「ムスダン」というコードネームが付けられました。
2013年に発射の兆候が確認されてから2016年6月22日までの間に計6回の試射実験が行われ、6回目の試射では、ムスダンは高度1000キロに達する(ロフテッド)軌道で発射された模様です。
1回目~5回目まではすべて失敗しています。6回目にして400kmの飛翔に成功し実質的には成功と見られています。
高度1000キロに達した割に飛距離が小さいのは、高く打ち上げて近距離に落とす(ロフテッド)軌道で打ち上げたとみられるからです。
ロフテッド軌道を描く短距離ミサイルが発射された場合、迎撃は80%不可能との報告 pic.twitter.com/LkvUOssp67
— mr .一兵卒 (@animer_L) 2016年9月9日
これは、あきらかに日本を狙った軌道で通常のミサイル防衛では対処しづらいのを印象づけるのが目的です。
今回も失敗したので決して成功率が高いわけではなく、むしろ成功するのか?といった感じですね。
しかし、それでも失敗を繰り返しながら、技術は正確さを増してきているようです。
ムスダンの破壊力や飛距離はどの位?威力などから見る戦略とは?
ムスダンがモデルとしたミサイルが旧ソ連の弾道ミサイル「R-27」であることから、その弾頭部分には生物・化学・核の各弾頭を装備できると考えられています。
北朝鮮の弾頭を開発する技術がどのくらいなのかまだ不明ですが、もし弾頭を小型化することに成功していると水爆の搭載される可能性もありますが、現状では、強化核弾頭レベルが妥当と言われています。
強化核弾頭の威力は広島型原爆の数倍であり、一つの都市が完全に破壊されると言われています。
こんなものを落とされるのはもうゴメンですね。
北朝鮮のムスダンを使った戦略は、最大飛行距離3500キロメートルというその射程の長さから日本を狙ったもの以外に、グアムにある米軍基地を標的にしていると言われています。
交渉をすすめる上でもまた北朝鮮を攻撃するのを防ぐ意味でもこちらが本命と見られています。
北朝鮮は挑発を何故止めないのか?
わかりません。本当の所わかりません。”彼”次第であることは間違いがありませんが、”彼”は悪い意味で予測不能です。
ずっとアメリカも観察していると思うのですが・・・
アメリカ高官の発言も緊張感を増してきています
何があっても不思議ではありません。
もし技術的に完成の域に達しているとしたらその時はアメリカの軍事介入があっても驚きませんね。
これからも注意してみていきたいと思います。
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