久保建英がマジョルカででデビューし、安部裕葵はバルサBで得点しました。若手の欧州組が増え続けています。その一方でメディアを騒がすような活躍はありません。実際には、中村敬斗、三好康児、食野亮太郎の各選手がそれぞれゴールを決めて活躍しまくっているんですが…。U-20ワールドカップの結果をみても、これからも続々と選手が海を渡ることになると思います。
なにが通用してなにが通用しないのか? まぁ、一番通用しないものは決まってますけどね…(後述)
マジョルカででデビューした久保建英。一方バルサでは…
マジョルカででデビューした久保建英、この前の試合ではPKを獲得しました。蹴らしてもらえればゴールかもしれませんでしたが、チームオーダーで蹴らしてもらえませんでしたね。
一方、安部裕葵が所属するバルセロナのトップチームでは16歳の「アンス・ファティ」選手がゴールを決め、チーム最年少記録を作っています。
この「アンス・ファティ」選手、実は久保建英選手とバスセロナユースでコンビを組み、得点を量産しまくっていたそうな…。
ついこの間までは、バルセロナの育成がうまく機能していないと話題になっていたのですが…。
こんな風に一人の活躍で評価が変わってしまうのがサッカーらしいところです。まぁ、まだ一人の選手が活躍しただけなので、なんとも言えないですが…。
レアルを選択し、バルセロナを選ばなかった久保建英選手。本当なら今頃「アンス・ファティ&久保建英」でコンビを組んで得点していたかもしれないですね。
世の中、なかなか思い通りにはいきません。久保建英選手のプレーは全体的にいい印象を与えています。しかし、もっと大活躍して欲しい。これからも注目していきます。
バルサBデビューした安部裕葵選手はすでにゴールを決めましたが、先日の試合ではフィジカルコンタクトでとめられていました。特にペナルティーエリア近辺では激しいディフェンスに苦しむ場面が多かったですね。これをどのように攻略するのか? 突破だけじゃなくミドルシュートなんかも見たいですね。
南野 拓実、中村敬斗、三好康児、安西 幸輝、続々ゴール中!
南野拓実選手が大活躍しています。唯一のツッコミどころはザルツブルク所属という点ですが、それ以外は歴代最高クラスの活躍です。ザルツブルクの本当の実力はよくわからないのがね…。金も選手も余っているチームだということは知っていますが…。
同様にして大活躍中なのが中村敬斗選手。ゴールを量産中です。先日の試合では、ゴールした後にレッドカードで退場してしまい、話題になっていました。左サイドのオプションとして、中島翔哉選手を悩ませる存在になってほしいですね。
三好康児選手も所属チームのアントワープで「初出場・初ゴール」を決めています。日本代表の右サイドに三好康児が選ばれることはあるでしょうか? もちろんその可能性もありますが、西川潤選手もいずれ争いに参加してくると予想され、油断が出来ません。個人的には「小さくてすばしっこい」タイプは沢山いるので「大型で推進力がある」タイプの選手をもう少し見てみたいですね。
森保監督の日本代表では両サイドの選手がとても重要です。サイドの選手が増えるのはいいことです。堂安律選手の「考えない体の向き・ポジショニング」も競争の中で修正されるはずです。
安西幸輝選手はサイドバックなんですよねぇ。「めっちゃゴラッソ」決めてます。このままサイドバックで使われるのでしょうか?
アントラーズでもそうでしたが、ポジションを一つ上げても十分機能するわけで…。日本代表的にはサイドバックのポジションの方がいいと思いますが…。注目する選手が増えて困りますねぇ。
食野亮太郎選手スコットランドで「デビュー&初ゴール」
なにわの「メッシの」こと「食野亮太郎選手」がスコットランドでデビュー。軽やかなステップから、初ゴールを上げています。この「食野亮太郎」選手、ガンバ所属だったころ「凄いのがいるなぁ」と気になる選手だったんですが…。記事にする前にシティに買われちゃいました。さすがだねぇ。
タッチが細かく、両足のコーディネーションが独特で、あまり見たことの無いプレーをします。「コパ・アメリカ」代表組に注目が集まりますが、「食野亮太郎」選手を忘れないように。
ただ、残念なことにプレーしているのが「スコットランド」なので実力がイマイチわからない…。試合を見た限りではJリーグの方がレベルが上かもしれない? 俊輔がセルティックで活躍していた頃はハーツももう少し強かったような気がするのですが…。選手が上手くなったんでしょうか…?
さて、そこでなのですが、今の日本のサッカーで世界に通用しないものってなんでしょう?
増える欧州組。日本サッカーが海外に通用しない部分とは
そりゃ、「育成と監督・コーチ」だと思います。要するに指導者層です。「そりゃ違う、いい選手が育っているじゃないか」という人もいるでしょう。 ふふん。その通り。現在の地位は育成が頑張ってくれたおかげです!
でもねぇ。…やっぱり違うんですよ。なにが違うって? それは、今選手を育成している人達は「世界を経験したことのない」人達。まぁ、仕方ないんですよ。中田英寿選手は指導者の道を目指さなかったし、名波監督はこだわりが強かったし、カズさんに至っては現役ですからね。
だから、本当に世界基準で選手の育成ができるようになるには、育成でも世界レベルを体感した人達が主要なポジションを占めるようにならないとダメじゃないかなぁ。
日本サッカーが急激に成長して世界が驚いているのはそんな理由からだと思うんです。世界的な選手が一人もいない国が進歩し続けているのは驚きかもしれません。
面白いですよね。岡田監督が大谷翔平選手のようなフィジカルをもった選手がサッカー界にはいないと嘆いていたのを思い出します。ところが現在、世界で評価の高い選手は、ほとんど技術系の選手なんですよ。
これをどのように見るべきなのか…。フィジカル軽視ではありません。結局まだ日本人がサッカーをよく知らないからだと思うんですよ。つまり、どのようなプレーがいいプレーなのか分かってないんですね。
森保監督の戦術もそう。手探りの中で進歩を続けている。それが日本代表と日本のサッカーなんですよね。
早く誰か世界的な選手にならないかな。というより、最初の世界的選手は誰になるのだろう…。
シティグループに大人買いされる日本人選手 Jリーグの価値は?
横浜マリノスをシティグループが買った時、横浜で選手を育てて海外に送り出す…。 そう思いませんでしたか?
もちろん私もそう思った一人だったんですが…。どうやら違うみたいですね…。横浜は「使える選手を安く買える国」の拠点として機能しているみたいで、ここで選手を見極めて「安く買って高く売る」ことが狙いだったみたい…。ハゲタカなの?
見極めに一番いいのは実際に試合をすることです。シティがワールドツアーで日本に来ましたが、リーグの全体的なレベルを確認できたでしょうね。実際にベップが見極めるなら間違い無いでしょう。
それでも横浜が試合できなくなってしまうような移籍はしないでしょう。つまり他のチームですよ。
最近だとガンパ大阪はキツイですね。本当なら、ガンパはもっと強いハズ。宮本監督は優しいからね。
昔みたいに「俺たちが、ガンパだ!」という強い自負心が無くなっている。もったいない。
食野亮太郎選手が買われて、宇佐美選手と井手口選手が帰ってきて。なんかむかつく。
神戸がやっていることはメチャクチャなのに古橋選手が出ていかず…。なんとなく求心力を高めているのが変だよね。失敗してもやり続けるのは称賛できるけど、このまま強くなるのか…。
うまく言えないけど、選手達がこのチームでプレーしたいと思うような「何か」が必要なんじゃないかな。
川崎は自前で育て、大学生を集めてうまくやってるけど…。チームが勝てなくなると辛いかも。
どうやってJリーグの価値を高めていくのか…。難しいですね。
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