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#シンゴジ実況、巨大不明生物が悪乗りすぎる~!!蒲田に上陸。ネットカルチャーの現在地。

映画で11月3日にゴジラが上陸したことにちなみ、ツイッター上で「シンゴジ実況」が話題になっています。
映画の「シン・ゴジラ」ではゴジラが東京湾羽田沖に出現した日付になっており、劇中のゴジラの行動に合わせる形で「#シンゴジ実況」のハッシュタグをつけてつぶやく、というもの。
シンゴジラのヒットも相まってトレンド入りする盛り上がりを見せています。

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「シン・ゴジラ」では11月3日の午前8時30分頃に東京湾羽田沖に大量の水蒸気が噴出するところから始まります。

その後、東京湾アクアラインのトンネルが崩落するという事故が発生。
ここから日本政府が巨大生物=ゴジラを認識、対応を迫られる、といった形で物語は進んでいきます。
こんなツイートに対して、こんな反応が!

そしてついに・・・!!
奴が・・・

そして巨大不明生物が蒲田に上陸した模様です。

やがて、こんな放送が始まります・・・

この様にシンゴジ実況は進んで行きます。
「東京湾で水蒸気爆発」など、本当の事故かとドキッとするようなつぶやきが並び、それに反応した別のネット民がテレビ各局の報道対応を妄想して、テレ東だけが、旅番組をやっているというネタツイートをしたり、(アニメじゃないのね)

現実にはない事故現場の写真をアップするなど、関連ツイートなどがあふれました。
事情を知らない人や、トレンドのランキングだけを見た人は本当に事件、事故が起きたのかと勘違いする可能性もあります。

しかし、いっぽうでこうしたネットを利用した、遊び、ネットリテラシーを利用したファン参加のイベントを賞賛する人もいます。

ツイートには必ず #シンゴジ実況 のハッシュタグが付けられているわけで、一目見ればこれらが『虚構』であることは察することができる。しかし、あまりにも多くのユーザーが同時多発的に事故状況を異口同音ツイートするものだから、一見本当に事故が起こったかのように思わされてしまう。まるで、想像力をデジタライズした『シンゴジラ』という虚構が、現実の東京に片足を踏み降ろしたかのような情景を、Twitterという流れるプールから混沌と共に見上げているようだ。

指摘されている方もいる通り、このような騒ぎで有名なものはオーソンウェルズによる火星人襲来というラジオドラマです。

有名なこの事件は、テレビなどでも何回も放送しているので知っている人も多いでしょう。
アメリカで大パニックを起こした番組がありました。
当時24歳のオーソンウェルズという青年がプロデュースした「火星人襲来」という臨時ニュースの形をしたラジオドラマでした。

1938年10月、アメリカのラジオ局が「火星人の来襲」を実況中継し始めます。

ニュージャージー州に落下した円筒形の隕石(宇宙船)から火星人が出てきて、街を焼き尽くし人類の虐殺を始めたというニュースです。
もちろん作り話なのですが、あまりにも迫真の内容だったため、番組のリスナーの中には「本物」と勘違いした人が続出して大パニックとなります。

「隕石」が落ちたとされるニュージャージー州では、プリンストン大学の教授たちが一晩中、隕石を探して歩き回ったり、近隣のアーヴィング市では防毒マスクを求めて市民が血眼で日曜日の夜の商店街を探し回る騒ぎに。

この様な「事件」を起こしたラジオドラマですが、今では最も成功したラジオドラマともいわれています。皮肉ですね。

「火星人襲来」が放送されたのが1938年、それから78年経過した「#シンゴジ実況」はどう違うのでしょうか。

「火星人襲来」は若かったとは言えプロにより作られたラジオドラマです。
どうしたら話題を集めることが出来るかを考え抜いて作られた、マーケティング用の演出であり、ラジオドラマでした。

しかし、今回の「#シンゴジ実況」はゴジラファンがお互いのスキルを出しあい、巨大不明生物が存在する架空の東京を妄想し、一つの世界観を作り出しています。

こうした世界観の背景には、ポップカルチャーの世界が歴史化してきたことも重要な要素になっていると思われます。
「火星人襲来」が作られたのが1938年、「初代ゴジラ」が作られたのが1954年です。
それからゴジラシリーズを含め、沢山の作品が作られ、ポップカルチャーとして重層化されてきました。

宮崎駿監督なども、アニメ制作者に向けて、「アニメばかり見ているんじゃなく、旅をしたり、人と話したり、事実や現実をもっと見ろ」
と言います。
確かにその通りなのですが、一方で映画だけ見ていても、アニメだけ見ていても作品が作れるほど、情報の集積が出来てきているのです。
海外ではクエンティン・タランティーノ監督などがすぐ思い浮かびますね。
ある意味、「シン・ゴジラ」もそうですし、庵野監督のアニメ作品である、エヴァンゲリオンもそうだといえるのではないでしょうか。
そうした中でネット環境化が進み、プロが一方通行で情報を発信する時代から、双方向でファンが参加する時代へ変化してきました。

「シン・ゴジラ」の前の作品では「クローバーフィールド」なんかもその流れの中にあると言えるのかもしれません。

これからは映画そのものも、参加型に変化していく可能性が高いのではないでしょうか。

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「#シンゴジ実況」は大好きですよ、参加できるほどスキル無いですけど。
見ているだけで面白い。参加するともっと面白いんだろうな。
こんなにバズってトレンド入りするとは。
君の名はのティヤマト彗星の最接近する日にはそれほどでもなかったですけどね。
誰でも参加できて面白い。そんなお祭りにできるといいですね。

コメント

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