自転車は英語で言うと?読み方やスペル、発音をまとめてみました。bike?(バイク)bicycle?(バイシクル)ママチャリは英語でなんて言えばいいんでしょうか?電動自転車、クロスバイクは?自転車に乗るはどう言うの?自転車を漕ぐは…。知っておくと便利かも。
♪バーイセコー♪バーイセコー(^^♪ なんて歌っているのを聞いたことがあるかと思います。これは「Queen」ですよね。日本の歌だと「ゆず」の夏色に自転車がでてきます。それだけ自転車が身近な乗り物だということです。
身近な乗り物の自転車ですが、最初の自転車はもちろん外来です。(一部異説あり)現在は慶應年間(1865年~1867年)あたりに持ち込まれたといわれています。(Wikipediaより)ですから、もちろん英語?または他の言語ですね。
ところが長い歴史のなかで、自転車は日本で独自の発達を遂げ、国内用の多目的家庭用自転車「ママチャリ」などを完成させました。
これらを外国の人に説明する時はどの様に発音したらいいのでしょう。まとめてみました。
自転車を英語で言うと「bike」?「bicycle」?概要をチェック
自転車の英語での綴りは「bicycle」または「bike」です。どちらも自転車をはじめとする二輪の車両全般を指します。
「bike」は「bicycle」の短縮形です。ネイティブスピーカー(英語を母国語とする人)は頻繁に「bike」を使用するみたいです。
bicycleの発音記号は⇒bάɪsɪkl(米国英語)
発音は文字にすると「バイシコー」、「バイスィクル」、「バイク」みたいな。
特にイングランド出身の方は「bike」を選ぶ事が多いみたいですね。
その一方で、「I cycle to school.」 (私は学校に自転車でいきます。)のように「cycle」だけを使用する事もあるみたいです。
ただし、「cycle」だけだと「一回り」とか「循環」など「円形の輪の運動」や「循環、回転するもの、周波数」をイメージするみたいで、上手く伝わらないこともあるそう…しかし、自転車乗りのことは「Cyclist」(サイクリスト)と言ったりしますね…。
「bicycle」という言葉はラテン語で「二つの、二倍の」を指す接頭詞の「bi- 」と「輪、周期、循環」を表す「cycle」の組み合わせと考えられています。つまり日本語では「二輪」または「二輪車」という意味ですね。
日本の場合、「自転車」と「二輪車(自動二輪車)」は言葉としても分かれていますし、別のカテゴリーだと思われています。「思われている」と言うのは、「自転車」は道路交通法としては「二輪車(自動二輪車)」と同じ車両扱いなので。といっても、「自転車」と「二輪車(自動二輪車)」は扱いがかなり違います。
販売する人も、消費者も、警察なども「自転車」の気楽さや軽快さ、扱いの楽さを損ねない様にしています。あまり気が付かない事ですが。
先程、「bicycle」と言うのは「二輪車」という意味だとかきました。日本でも「二輪」または「二輪車」という言葉を日常的によく使いますが、普通は「自動二輪車」(バイク)のことが多いでしょう。
英語を母国語として使用している国では「バイク、自動二輪車」は「motor cycle」または「motor bike」と表現されることが多いそうです。
そのなかでもアメリカ(米口語、アメリカ英語)では「motor bike」を使用することが多いそうです。
実際の会話の中での正解は?
最近では言いやすい事から、「bike」を選ぶ事が増えているみたいです。
また最近では、自転車の種類やエクセサイズトレーニングを表現するのに使用されています。
例えば、「mountain bike」(マウンテンバイク)や 「X-Bike, Cross Bike」(クロスバイク)など。
※「X-Bike, Cross Bike」は和製英語。どれも海外では通用しません。
多くの専門的な自転車が「~bike」と表現される事が増えています。エクセサイズでは「bike training」(バイクトレーニング)なんかはメジャーだと思います。
英語圏の人に言葉で伝えるのにどれが一番無難な表現なのかというと「bicycle」がいいそうです。理由は「bike」や「cycle」の意味が「かぶらない」からです。
ですから、会話の中で「口語」(実際に現在使われている言葉)として使うには「bike」が向いていて、しっかり相手に伝える必要があるなら「bicycle」を選択するのがいいでしょう。全体の流れとしては「bike」を使う場面が増えているようです。
英語の発音をチェック
それでは英語での発音をチェックしてみましょう。今回は英語圏のなかでも「米口語、英口語、オーストラリア英語」を取り上げてみました。それぞれに少しイントネーションが違います。
よく「酷い」と言われがちなオーストラリア英語ですが…(笑)なんでも「r」を発音しないとか、上昇調(質問しているように聞こえる)なのだとか。
「bike、bicycle」それぞれを聴き比べて楽しんでください。
それからいくつかの言語での自転車のスペルと発音を記載しておきましょう。
アメリカ英語でのbike、bicycle
アメリカ英語の「bike」の発音
アメリカ英語の「bicycle」の発音
イギリス英語でのbike、bicycle
イギリス英語でのbikeの発音
イギリス英語でのbicycleの発音
オーストラリア英語のbike、bicycle
オーストラリア英語のbikeの発音
オーストラリア英語のbicycleの発音
自転車に乗る~等、英語の例文、フレーズ集
自転車について英語圏の人と話す時に便利なフレーズをまとめてみました。
まず、自転車に乗る所から。
英文:ride (get on, mount) a bicycle.
和訳:自転車に乗る
英文:I ride on my bike(bicycle).
和訳:私は自転車に乗ります
※「ride on~」は「~にのる」という意味ですね。「mount」はまたがるというイメージ。「get on」は「~の上に」という感じ。「ride on」は馬に乗ったり、操作するイメージがあります。「車に乗る」場合にも使いますね。
英文:Pedal a bike(bicycle)
和訳:自転車をこぐ
英文:Go by bike(bicycle).
和訳:自転車で行く
英文:I go to school by bike(bicycle).
和訳:私は自転車で学校に行きます。
英文:I cycle to school.
和訳:私は学校に自転車でいきます。
※上記の内容とほとんど同じ意味ですが、「cycle」を使うこともあるそうです。(Google翻訳では上手く表示されません)
英文:I get off the bicycle(bike).
和訳:私は自転車を降りる
※「get off」は「~から降りる」という意味。前述の「自転車に乗る」の「get on」の逆になります。
英文:apply (put on) the brakes.
和訳:ブレーキをかける
英文:I applied the brakes.または(I put a brake on it.)
和訳:私はブレーキをかけた
※appliedは「apply(用いる、適用する)の過去形。「I hit the brakes」でも伝わりますが、急ブレーキの意味が強くなります。
英文:My bicycle had a flat tire.
和訳:自転車のタイヤがパンクした
※意外かもしれませんが、「パンク」は和製英語なのだそうです。通常パンクは「puncture」(パンクチャー)です。タイヤが「flat」(フラット)はぺったんこをイメージしてもらえると分かりやすいです。
英文:fix a flat tire.
翻訳:パンクを修理する
英文:誰かパンクの修理ができますか
翻訳:Can anyone fix a flat tire?
タイヤを修理したら次は空気を入れましょう。
英文:pump up (inflate) a tire.
和訳:タイヤに空気を入れる。
※「inflate」はふくらませる、得意がらせる、膨張させるという意味があります。
英文:pump the tires up.(口語調)
和訳:タイヤに空気を入れる
英文:I need to pump up at a gas station.
翻訳:私はガソリンスタンドで空気を入れる必要ががあります。
感覚的には「ガソリンスタンドで空気いれなきゃ」みたいな。
英文:My bike(bicycle) chain came off.
和訳:自転車のチェーンが外れた
※「 came off」は何かが外れる時に使用する表現です。他の場面でも色々使用できます。「外れた」なので過去形です。
英文:My bicycle needs fixing.
和訳:私の自転車は修理の必要がある
英文:This bicycle needs repairing.
和訳:この自転車は修理の必要がある
英文:I fixed my bike.
和訳:私の自転車を修理しました
※「fix」は「修理する」という意味で色々な場面で使用できます。同様の言葉に「repair」があり、こちらの方が一般的かもしれません。修理したので、終了ですね。
まずはここまで。自転車の便利情報と記事の紹介の後、自転車の種類(ママチャリ、クロスバイクなど)やパーツについての英語をまとめてあります。
わりと知らない事だと思いますから、面白いですよ。
この後はほかの記事を紹介します。自転車の英語表現の記事はその後続きます。
この他に便利な記事を紹介
このブログでは自転車の便利な情報や雑学、知識についてまとめてあります。
以下の様な記事があるので参考にして下さい。
タイヤの寿命を知っていますか?放置してひび割れているなんてことはないですか?もうそろそろタイヤを交換したいなぁ、と考えている方など。
自転車のタイヤチューブ交換の値段について知りたい方は以下のリンクから
自転車の保険が義務化にむかっています。契約する時に何を選べばいいのか、お得な保険はあるかなど、まとめてみました。
自転車保険が義務化 各種特約とおすすめプランを比較の記事は以下のリンクから
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自転車の防犯登録と末梢の方法を知りたい方は以下のリンクから
自転車のパンク修理の値段を知っていますか?もちろん自転車のパンク修理は自分でも出来ます。でも自分でやるには時間が無い、面倒くさいなんて方はあさひやイオン、カインズのパンク修理のねだんを知っていて損はないでしょう。パンク修理の値段を比較してみました。
自転車のパンク修理と値段について知りたい方は以下のリンクから
自転車の平均速度ってどれくらい?ロードバイクやマウンテンバイクはどのくらいの速度で走る事ができるの?ママチャリと徒歩を比べてみるとどうなる? 自転車の車種別の速度や到達時間の計算など。
自転車の平均時速は普通何km?を知りたい方は以下のリンクから
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自転車の引き取り料金は?を知りたい方は以下のリンクから
この後は、自転車の種類についての英語表現になります。海外製の自転車を購入する方なども参考にしてください。
自転車の種類についての英語と和製英語
自転車の種類は実に多様です。最初に日本にやってきたのが「慶應年間」(1865年~)と言われていますが、それから約150年が経過しています。今でも競技用の自転車を中心に海外の自転車はとても人気があります。
しかしその一方で、日本国内でしか生産されない汎用の自転車「ママチャリ」が星の数ほどあるのは誰でも知っていますね。つまり、完全に現地化しているわけです。
ですからいつも使っている「クロスバイク」が和製英語であると言われてもわからないと思います。
そこで代表的な自転車の呼び名とそれの由来についてまとめてみました。見ていきましょう。
日本の電動自転車(電動アシスト自転車)の規格
英語名:Pedelec bike(bicycle)、EAPC、electric bicycle 、electric bike
※PedelecやEAPC(Electrically Assisted Pedal Cycle「電気式ペダル補助自転車」の略)
日本の規格が世界の規格と大きく違うのがこの電動自転車です。ここではいわゆる「電動アシスト自転車」の説明をしています。自転車が外来である事は先程の記述通りですが、電動アシスト自転車を世界で最初に市販したのは日本といわれています。製品化に成功したのはヤマハ発動機で、1993年にヤマハ・PASを発売しています。(異説あり)
しかし、世界の市場では大苦戦。何故なのかと言うと、規格がぜんぜん違うんですね。現在は欧州で標準化された規格をに合わせた自転車及び自転車ユニット(代表的なものがBOSCH)と中国が電動自転車の中心となっています。
それでもヤマハは長年の経験と技術の積み重ねから、海外用の電動自転車を開発し製品化しました。海外で成功できるか注目です。
世界の「電動自転車」の傾向
他の国で作られた製品でも、ペダル付き電動自転車なら日本において「自転車」というカテゴリーに分類されます。
しかし、世界では「自転車」というカテゴリーはなく、「二輪車」として大きく分類されている様に見えます。(それぞれの国、地域の法制度による)
日本の規格では車両として「自動二輪」のカテゴリーに入るものが多く、スピードも80キロぐらい出るものもあります。(フル電動自転車を参照)
そんな中、欧州で最大級のシェアを持つBOSCHが日本の「電動アシスト自転車」規格に合わせたモデルを商品化し、日本で発売しています。正確にいうと、BOSCHは電装メーカーなので、「ドライブユニット」という事になりますが。名称は(eBike)(詳しくはフル電動自転車)
電動自転車(フル電動自転車)
英語名:electric bicycle 、 electric bike、 electric bike、booster bike
ペダルを踏み込まないでも走行可能な自転車で、通常はオートバイのようにハンドスロットルによってコントロールされます。
最大出力によって原動機付き自転車か自動二輪車として取り扱われます。世界では「自転車」というカテゴリーはなく、「二輪車」として分類されているように見えます。日本では、1979年にナショナル自転車工業が「DG-EC2」を発売しましたが、当時の電池性能では人気を得ることは出来ませんでした。
それ以降少しずつではありますが、電動スクーターなどでシェアを広げています。
※現在日本国内では、このカテゴリーの「二輪車」は「電動バイク、電動スクーター」に分類されます。もし興味があるのなら、「電動バイク」で検索して下さい。
日本はこの分野(電動自転車)で世界に先駆けて製品化してきましたが、いわゆる「ガラパゴス化」してしまい、世界シェアはほとんどありません。
国ごとの仕様の違いについてはこちらのWikipedia海外版⇒Electric bicycleに詳しく書かれています。(英語サイト)
現在世界で最も市場をリードしているのが中国と欧州です。中国では、アシスト自転車の規定がないかわりに最高時速20kmなどの条件を満たせばアシスト方式ではない自転車も自転車扱いとされています。
日本国内でもインターネットなどで販売されているのですが、自転車としてだけではなく、自動二輪車としても規格にあわず、ヘルメットを装着しても公道を走れないケースがあります。
2000年代後半あたりから問題を起こしていたのですが、道路交通法で摘発されるので注意してください。事故を起こして逮捕者もでています。安い電動自転車を購入する際は十分確認してください。
BOSCHの電動自転車ユニット「eBike」が日本国内向けに発売
欧州で大きなシェアを持っているのがBOSCHです。自動車や電動工具で培った技術を結集し、電動自転車ユニット(ドライブユニット)を開発しています。
現在欧州で販売されているドライブユニットは市街地用から、スポーツ用まで5種類をラインナップしています。(2018年現在)
日本向けには「電動アシスト自転車」の規格にあわせて、市街や郊外での利用に適した比較的利用範囲の広い「Active Line Plus」が選ばれたようです。
こちらは、それぞれの自転車に搭載されたものを購入すると全く問題なく「電動アシスト自転車」として使えるので安心して下さい。こちらのBOSCHのシステム(ドライブユニット)の名称は「eBike」です。
ママチャリを英語でなんていうの?
英語名:Citybike、Classic bike、European city bike、ECB、granny’s bike、Granny’s
ママチャリは見ての通り日本語です。日本では「シティサイクル」とも呼ばれ、されに「軽快車」なんて呼び方もあります。日本では最も一般的で多数を占める日常生活用車種といえるでしょう。
これらを細かく見ていくと、「ママチャリ」はU字形フレームやWループ形フレームが多く、アップハンドルでカゴ付き、荷台付き。ほとんどのモデルでギアは三段。
「シティサイクル」はスタッガード形フレームやダイヤモンド形フレームを採用し、ママチャリの中でスポーツ性が高いのが特徴。ギアは6段あるものも。カゴは無い物もある。
「軽快車」は比較的に安いモデルを指す事が多い、ホームセンター仕様かな。
なんとなくこうした分類があるものの、はっきり決まっているとは(規格があるとは)言えない状況です。
世界ではママチャリはどうなっているの?
あまり知られていませんが、世界では日常生活用車種というのはメジャーな存在ではありません。例えば英語圏でも、第二次大戦後までは「utility roadster」(ユーティリティ ロードスター)のような実用車が広く販売されていました。しかし、その後、レクリエーションサイクリングのブームがあり、手頃なスポーツ用自転車(主にロードモデル)に需要が集中したため、1970年代初頭に実用車の人気が著しく低下しました。
よく考えてみると、日本も戦後の経済混乱期が結構長かった。おまけにメジャーな自転車競技と言えば競輪くらいだったような…。
その後にBMX(バイシクルモトクロス)やMTB(マウンテンバイク)の流行がありました。この様な時代の変遷がなければ、ママチャリ(実用生活車)のようなものが定着しなかったかもしれない?(この辺りは考察する必要があるかもしれません)
このため、世界(特に欧州)ではスポーツ用自転車が需要の中心になっています。欧州ではその後ロードモデル(舗装路用スポーツ車)から、マウンテンバイクなどの全地形走行モデルに需要が移行しています。マウンテンバイクが実用生活車の役割を満たしたので、実用生活車は好まれていません。(個人的には需要を上手く掘り起こすことが出来ていないのではないかと思っています)
必要とされなければ、自転車メーカーもわざわざ単価の安い実用生活車を作ろうとしないわけで…ママチャリ系の車種は欧州から消えたわけですね。
ところが、最近気になるのが「granny’s bike」(Granny’sは略称)という名称です。見ても分かるように「おばあちゃんの自転車」と言われている…これは間違いなく、「ママチャリ」ですね。しかし、名称はあるものの、まだ広く使われていない?アメリカだけ?この辺りももう少し調べて見る必要がありますね。
もしかしたら、「granny’s bike」と「utility roadster 」のハイブリッドでシェアを獲得する事ができるかもしれません。つまり名称は「granny’s roadster」ではどうでしょう? 実用生活車って必要たと思うんです。とても親和性が高い名称なので、知らないうちに浸透している、なんて事もあるかもしれないですよ。
クロスバイクを英語でなんていうの?
英語名:Hybrid bicycle、Touring Bike、Trekking bike
これは割と知っている人も多いと思いますが、クロスバイクは和製英語です。元々はマウンテンバイクのフレームにターマック(舗装路)用のスリックタイヤなどを付けて市街地走行やヒルダウン等、より汎用的に使えるようににカスタムしたのが始まりといわれています。
私自身もマウンテンバイクのタイヤをスリックタイヤに交換し、坂道を探して走り回っていましたね。しかし、その頃はまだ「クロスバイク」という名前は定着していなかった印象があります。もちろん時々その名前を聞くことはありましたが。
その後に「クロスバイク」のブームがきて、名前が定着しました。意外ではなかったですね。「クロスバイク」という名前は正直微妙だと感じていたのを思い出します。
自分の使用している物の名前ができて、定着する過程を間接的ではありますが経験する事ができました。印象深い経験でした。
欧州ではこのタイプの自転車は「ハイブリッド バイシクル(バイク)」と呼ばれているようです。まぁ、たしかに自分も「わざわざマウンテンバイクのクオリティを下げなくてもいいんじゃね?」と思っていましたが…。
例えば欧州でも全地形走行モデルの人気は高いですが、少しスポーツ的な傾向が強いと思います。ハイブリッドモデルを中途半端な廉価品と思っているのかもしれません。(半分正解ですが)
しかし、自動車で例えると分かりやすいですが、ほとんどの人はジープやパジェロは必要ないわけです。SUVがいい。それを考えると、ハイブリッド自転車は可能性があります。
その他の自転車車種を簡単に説明
その他の自転車の車種について紹介していきましょう。まずは一般車(全てではありません)
和名:ミニサイクル
英語:mini cycle?
※日本独自の形式?シティサイクルに含まれる。ミニベロとは別
和名:ミニベロ ※和製英語+仏語
和製英語+仏語:mini vélo?
※自転車をフランス語で「Un vélo」または「vélo」といいます。これに英語の「mini」を足した形式になります。日本国内的には小径車というカテゴリーに分類されます。
和名:ビーチクルーザー
英語:Beach Cruiser
※元々は米国の伝統的な自転車「Cruiser bicycle」を米国のサーファーが改造したもの。日本国内では実用車であるクルーザーバイシクルも含まれることが多い。
和名:子供用自転車
英語:kids’ bike(bicycle) children’s bicycles(bike)
他にも色々な車種がありますが、今回はここまで。
競技用車両の英語名称
代表的な自転車競技用車両の名称をまとめてみました。競技については説明はしません。(仕様に関わる最低限は記載)
気になったら、自分で調べてみましょう。面白いですよ。
和名:トラックレーサー(ピスト、ピストレーサー)
英語:track bicycle(bike)
和名:ロードバイク、ロードレーサー
英語:road bike、road racer
和名:シクロクロス
英語:Cyclocross、Cyclo-cross、All terrain bike、ATB
※シクロクロスは自転車競技の名前。または、競技で使用される自転車の名称を指すことが多い。
マウンテンバイクと共にオールテレインバイク(All terrain bike、ATB、全地形対応二輪車)とも呼ばれる。
和名:タイムトライアルバイク、TTバイク
英語:TT-bike、TT、timetrial bike
※ロードレーサーにエアロ構造を足したもの。買える値段になってきた。
和名:トライアスロンバイク
英語:triathlon bike
※トライアスロン用にタイムトライアルバイクから派生した車種。国際自転車競技連合のレギュレーションを外れるため、よりエアロが最適化されている
和名:BMX、バイシクルモトクロス
英語:BMX bike
※バイシクルモトクロスは競技名。日本では自転車の車種を指すことが多い。
和名:マウンテンバイク、MTB
英語名:mountain bike、MTB、All terrain bike、ATB
※よく知られたマウンテンバイク。シクロクロスと共にオールテレインバイク(All terrain bike、ATB、全地形対応二輪車)とも呼ばれている
その他にもエンデューロレーサー(ナナハンエンデューロとか)なんかもあります。新しい物も生まれやすいので要チェックですね。
スポーツ、サイクリング用自転車
和名:ランドナー
仏語:Randonneur bike、randonneur、Randonneuse
※旅行用自転車。欧米では一般にrandonneurは徒歩旅行者ないしツーリングを行うサイクリスト(自転車乗り)を指す。長い距離を乗る人には完璧な仕様。自転車の様式としてはrandonneur bikeということが多い。
和名:スポルティーフ※和製仏語
仏語:sportif(和製仏語)
※フランス語で「スポーツの」という意味。元々はディアゴナールまたはブルベと総称される規定距離を規定時間内に走るサイクリングで使用した自転車をモデルとしている。もちろんフランス語では通じない。
日本の中でのランドナーとは
日本におけるランドナーは、鳥山新一が持ち込んだルネ・エルス(仏: René Herse)の自転車が起源とされています。これを手本にハンドメイド工房で作られ始めたのが日本版ランドナーの始まりだそうです。
比較的にクラシックな雰囲気を残す自転車で、長距離走行用ですが汎用としてつかえます。全体として少し保守的。
うーん正直にいいますと、我々の先輩方の時代に流行った自転車、というイメージです。まだ、マウンテンバイクなどが流行する前ですからね。もちろんクロスバイクなんてない時代。
ではあまりいい自転車ではないのでしょうか? いいえ、素晴らしい自転車が多いです。特に長い距離を乗るにはおすすめです。
少しそれぞれについて説明しましょう。ランドナー、ツーリング車、キャンピング車、パスハンターは日本国内での分類ですから、本来はそんなにはっきり別れているわけではありません。競技用の規格があるわけでもありませんし、自転車として専用の規格があるわけではないんです。
しかしですね、この車種には思い入れがある方々が沢山いまして…
ランドナーは、多くの場合650Bなど特有の太いホイールサイズが採用されています。これは、フランスにはパーヴェと呼ばれる特有の石畳が多く、溝にハマるのを防ぐ必要があったためだと言われています。日本におけるランドナーもこれを踏襲しているわけですね。日本でも戦後に持ち込まれた時には舗装路もなく、このタイヤサイズと太さが有効だったと思います。頑丈ですから、荷物を乗せるにも便利。
フレームにはクロモリが使われていることが多いです。伝統的にはマンガンモリブテン鋼がつかわれます。他の交通機関を使かって輪行が出来るように分解できるものが多いですね。
スポルティーフは和名です
スポルティーフはフランス語で「スポーツの」という意味だそうです。自転車の車種および名称としては日本国内でしか通用しません。より現在の道路事情に合わせたモデルといえます。使っているタイヤはロードバイクと同じ700cです。ロードバイクに分類してもよさそうですが、泥除けやフロントキャリアなど、より汎用的につかえるようになっています。フレームはクロモリが多いですね。なんとなく、ランドナーとの関係がわかるでしょう。
25インチ~28インチぐらいの細めタイヤを装備し、快適、快速でツーリングをすることができます。しかし、ツーリングモデルではありますが、通常は小さめのフロントキャリアのみで、あまり長い距離を想定していないことが分かります。個人的には日常使いにはこれがおすすめです。
キャンピング車は和名です
キャンピング車は名前からして和名ですよ。これは所謂ガチ勢ですね。ランドナーにキャンピングキャリアを増設すると、キャンピング車のようになりますが、ランドナーは日帰りから1~3日ぐらいの行程をイメージして作られています。ガチなキャンピング車は長距離から、超長距離まで。例えば日本一周を想定して作られる事が多い車種です。タイヤは太いタイヤ(650×38Aや650×38B、42B、44B)辺りが使われます。ワンオフの物が多いので、仕様に関する説明はしません。
知りたい方は例えばフレームビルダーのサイトを探して検索してみましょう。あえて少し言いますととてもタフで荷物が沢山乗せることが出来ます。しかし、他の交通機関を利用する想定をしていない様で分解して輪行をするようになっていない自転車が多いです。この辺りが時代を感じさせます。
ツーリング車、パスハンターは和名です(+その他)
ツーリング車、ツーリングバイクはランドナーと同じ意味で使われることが多い(日本国内)もしかするとなにか拘りも?…いやいや…
パスハンターは日本独自の自転車の形態。急峻な日本の峠道を踏破するサイクリングの一種「パスハンティング」のために特化した車種です。元々はランドナーをパスハンティング用に改造した物が使われていました。これも個人的なこだわりが詰まっているので、説明はしません。あえて少しいいますと、基本はランドナーベースにフラットバー(フラットハンドル)そしていらないパーツをできるだけ外してある?…。
和名:リカンベント
英語: recumbent bicycle(bike)
※最近話題になっている寝そべって乗る自転車。特徴として、空気抵抗が少ないのでものすごく速く走行できる。両腕の力を使いにくく、体重を乗せて漕ぐ事ができないので上り坂に弱い。
自転車のパーツについて
和名:ボトムブラケット
和名:ブレーキ
和名:ブレーキシュー
和名:スプロケット
和名:チェーン
和名:クリンチャータイヤ
和名:クランクアーム
和名:変速機
和名:フォーク
和名:フレーム
和名:ハンドル
和名:ハブ
和名:チューブ
和名:ペダル
和名:仏式バルブ
和名:リム
和名:サドル
和名:米式バルブ
和名:シートクランプ
和名:シートポスト
日本語:スポーク
和名:チューブラータイヤ
和名:バルブ
和名:ホイール
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