ブラウザのVivaldi(ヴィヴァルディ)が評判です。Google Chrome(グーグル クローム)の代わりに使えるかもしれない! という訳で、前から気になっていた縦型タブ(ツリー型タブ)のアドオンを入れて使用中です。Google Chromeとの比較と、拡張機能(アドオン)をインストールする方法について解説します。
元々は「Google Chrome」と「Firefox」(ファイアフォックス)を使用していたのですが、「Firefox」が最近落ちまくるようになり、別のブラウザを使うことに。そこで、今まで使ったことのないブラウザを一通りダウンロードして、実際に使用してみました。(比較対象はGoogle Chrome、Vivaldi、Kinza、SRWare Iron、edge)
その後、Firefoxは落ちなくなったのでそのまま使い続けています。しかし、前から気になっていたヴィヴァルディ(ビバルディではない)に野良アドオンのツリー型タブを入れてみたら、なかなか良い。
ツリー型タブのインストールについて、自分がインターネットで調べた時には情報がなかったんですよね。ですから、個人的なメモの代わりにブログ記事を書いてみようかな、と。
それでは見ていきましょう。
Google Chromeと他のブラウザ(Vivaldiなど)の違いは?
結論から言うと、全てのブラウザのパフォーマンスは「ほぼ同じ」でした。
今回試したブラウザは、Firefox(ファイアフォックス)、Vivaldi(ヴィヴァルディ)、Kinza(キンザ)、SRWare Iron(エスアールウェア アイアン)です。他にも、マイクロソフトの edgeなどがありますね。
実は「Sleipnir」の 4と6も使っていたのですが、「Sleipnir6」は使いにくいし、「Sleipnir4」は好みだけれど「少し古い」感じがする…。だから別のブラウザを探していたんです。
初めはテスト結果を見て、「このブラウザはこんな傾向」みたいな記事を予定していました。
しかし、ベンチマークをしてみると、「Firefox」が少し遅いぐらいで、他のブラウザは「ほぼ同じ」という結果に。
「Chromiumベース」のブラウザは、環境や更新のタイミングもありますが、「ほぼ同じ」みたいなんですよ。
(Google Chrome、Vivaldi、Kinza、SRWare Iron、プレビュー版edgeが Chromiumベース)
ちなみに最近プレビュー版がリリースされた「edge」も使用してみました。以下のリンクから行くことができます。ダウンロードして遊んでみましょう。使用感は「しっかりしたchrome」という感じ。Microsoftの作るソフトは上質感があり、好きなのですが…。
今回使用したベンチマークは、以下の通り。試してみると、面白いですよ。
2019年4月24日の時点では、Firefox (66.0.3)のスコアがやや低く、それ以外の「Chromiumベースのブラウザ」のスコアは「ほぼ同じ」で、性能差は「測定誤差の範囲内」と解釈できるレベルでした。「Firefox」は動画関係が良くなかった。
ぜんぜん面白くありませんが、これが現実というもの。どこかの記事みたいに、特定のブラウザが「2倍速い」なんてことはない。
それでも納得できない人は、実際に測定してみるか、以下のような記事を参考にして下さい。
各ベンチマークは環境や、ブラウザに入れてある拡張機能(アドオン)などに左右されます。また、バージョンアップが遅れ気味のブラウザもあります。
総合的には若干「Chrome」が速いような気もしますが…。ただ、メモリやCPUの使い方がね。たくさんタブを開いた時のパフォーマンスはまた別かもしれません。「Chrome」はバックグラウンドで余計なプロセスもあるみたいな…。
「Kinza」や「SRWare Iron」は余計な動作がなく、スッキリしていています。そのほうが安心できる人もいるでしょう。ただ、スタートページがね…。
あとはセキュリティの部分をどのように考えるかです。アカウントで共有されていたほうがいいのか、個人情報の保護をしたいのか。
更に、「IE、Chrome、Firefox」でしか入れないサイトがあります。ですから、「Chrome」はまだまだやめられない…。
「Firefox」が落ちてしまうことから始まったブラウザ探しですが、ダウンロードした全てのブラウザが、「Chromiumベースのブラウザ」だったことで、「積極的に変える必要はない」という結論に。
この記事を書いている時にも、バージョンアップされるなど、「Chrome」には隙がありません。
更に、落ちて使えないと思っていた「Firefox」が復活(アドオンが原因だった)し、「変えなくてもいいんじゃね」と言う状態に。
しか~し。それでは面白くない。「Firefox」は個人的な用途を中心に使っていました。それなのに「動画に弱い」とか、ありえんでしょう。
そういう訳で、いま評判のブラウザ「Vivaldi」を使ってみた、というわけ。
※追記
只今絶賛使用中です。Vivaldiは使用感はいいのですが、拡張機能関係にバグが多いのが難点です。
拡張機能「Session Buddy」のバグ対策については以下の記事を参考にして下さい。
ツリー型タブとChromeではなくVivaldiを使いたい理由
「Vivaldi」を使いたいのは、「不必要なタブをいっぱい開いてしまう癖」があるからです。
整理しながらブラウジングしたい。そこで目をつけたのが、ツリー型タブ。これなら、検索しながらタブを管理できるようになる。
開いてしまったタブをツリー状にするアドオンもありますが、検索と同時に情報をまとめたい人にはこちらの方がいいと思います。結果的にタブを減らせるからです。
今回比較したブラウザで、ツリー型タブを利用できるのは「Firefox、Vivaldi、Kinza」です。Chromeにも似たような拡張機能はありますが、いまいちなんですよね。
この中で、デフォルトで対応しているのが「Kinza」です。だから一番安定しているかもしれません。これから使って確かめる予定です。
じゃあなぜ「Kinza」を使わないのか。それは、「Vivaldi」の方が、検索する機能が充実しているから。
今までツリー型タブで有名だったのが「Firefox」です。ツリー型タブを使用してみたかったのは、これの評判を聞いていたから。
でも、デザイン的には通常のタブが残ってしまうのがね…。全画面表示にするか、いじってやれば消せるんですが、落ちまくってブラウザを変える原因になったので、今回は外しました。
「Vivaldi」については、今の段階では評価するのが難しいです。しばらく使ってみないとわからないことも多いでしょうし…。
とりあえず、「Firefox」よりは動画の再生がいいのは確認しました。でも拡張機能のアイコンが表示されないなど、バグもあります。さらにスクロールはカクカクしてます。
まぁ、この辺りはご愛嬌といったところ。困るのは、入れないサイトや表示が崩れるサイトがあることですかね。それにも裏技があるみたいなんですが、今のところ試してないです。
このブログも「Vivaldi」で書いてます。割と快適です。問題が起こるのはこれからですね…。
「Vivaldi」には「Google Chrome」の拡張機能(アドオン)が使えます。
ところが、「Google Chrome」にはツリー型タブの拡張機能(アドオン)はありません。似たような拡張機能(アドオン)はあるんですけど…。
だから「Vivaldi」でツリー型タブを使うのはあきらめていました。
もし「Chrome」にツリー型タブがあるなら「Chrome以外を使いたい」なんて思わなかったでしょうね。使っていて、な~んの問題もなかったので。いや本当にお世話になっております。m(_ _;)m
そしたら、「Vivaldi」のコミュニティに「tree tabs」の書き込みが! 野良アドオンとして公開していました。どうやら「Firefox」のツリー型タブの作者と同じようです。(「Firefox」のツリー型タブは複数あります)
「これは入れなくては!」と直感し、今に至っております。
※追記
Google Chromeのツリー型タブに似ている「Outliner」を試してみました。Vivaldiで使用するときの評価は微妙ですね。
ただ、Chromeで使うならこの拡張機能がおすすめかも。以下のリンクから参照して下さい。
Vivaldiにツリー型タブの拡張機能をインストール
さて、本題に入っていきましょう。ツリー型タブについて、「Vivaldi」のコミュニティに以下のように書かれていました。翻訳するなどして確認してください。
アドオンが格納されているアドレスは以下のリンクから。今回は「tree tabs 1.9.2 Vivaldi.zip」をダウンロードしました。
ダウンロードが終わりましたら、ウィルスチェックを忘れずに。その後、エクスプローラーを開いて、右クリックから、「全て展開」を選択。任意の場所で展開して下さい。その時にダウンロードした場所とファイル名を覚えておきましょう。
次は、「Vivaldi」に展開したファイルを読み込みます。
一番左上のアイコン、またはメニューの「ツール」をクリック⇒拡張機能をクリック⇒右上にあるスイッチを切り替えてデベロッパーモードをONに⇒そうすると左上に「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」と表示されるので、そいつをクリックしてください。
クリックすると、ポップアップが開くので先程展開したファイルを選択し、読み込んでください。
そうすると左上にツリー型タブのアドオンが表示されたはずです。その中の「詳細」をクリックして下さい。
すると、アドオン(拡張機能)の説明が書かれています。下の方に、「拡張機能のオプション」と書かれているボタンがあるので、そこをクリックして下さい。
拡張機能(アドオン)の設定が開くので、その一番上に書かれている「Webパネル」とのリンクアドレスをコピーしてください。
それを、「Vivaldi」の「Webパネル」に貼り付けます。「Vivaldi」の一番右にある「Webパネルに追加」ボタンを押します。(+マークを押して下さい)
ポップアップが開いたら、以下の場所にリンク用アドレスを貼って下さい。これで拡張機能(アドオン)が追加されたはずです。右側の「Webパネル」にボタンが追加されているはずです。動作を確認して終了です。ご苦労様でした。
実際に機能していると、以下のように表示されます。(ダークテーマによる表示。テーマのインポートについては別記事で)
とりあえずここまで。表示は英語ですが、使っていれば慣れます。結構落ちやすいので、必ずセッションはエクスポート(ローカルにダウンロード)したり、ブックマークしましょう。
使う人が増え得ていけば、標準化されるかもしれません。その頃にはバグも少なくなっているでしょう。
「Vivaldi」が「Chrome」の代わりになるかは今の所わかりません。しばらく使ってみようと思います。
拡張機能「TreeTabs」の外観(テーマ)の変更は以下の記事を参照して下さい。
コメント
Firefox用のTree Style Tab(ツリー型タブ)の作者のPiroと申します。
本文中でTree Tabsが同作者によるものと記載されていますが、Piro制作の物はFirefox用の「Tree Style Tab(ツリー型タブ)」だけで、それ以外はChrome用の「Sidewise Tree Style Tabs」なども含めて全て他の人の手による物ですので、その旨ご訂正頂けましたら幸いです。
コメントありがとうございます。全ての拡張機能が同じ作者の作品とは書いていないつもりだったのですが…。曖昧な表現で申し訳ございません。パソコンが「kernelpower 41病(KP41病)」に罹って一時間ごとに bluescreen になり、更新が遅れています。詳細はもう少しお待ちください。
何故か「Vivaldi」を使っているときによく落ちるんですよねぇ…。kernel保護違反。リソースを食わないから使っているつもりでしたが、chromeの方が落ちにくいです。
失礼しました。拙作アドオンの固有名が「ツリー型タブ」だったため、特定のソフトウェアの名前として言及されたものと思い込んでしまっておりました。
そうではなく、ソフトウェアや機能のジャンル名・一般名詞として書かれていたのですね。
むしろ固有名として特定しにくいネーミングにしてしまっていた自分に非がありました。申し訳ありません。
お早いご回答ありがとう御座います。ご理解いただけたようで安心しました。現在は仔細な理由のため、縦型タブ、ツリー型タブは使用しておりません。このジャンルの拡張機能でよくあるのが↓↓
◯ イマイチ動作が安定しない。
◯ 保存したタブを開く時に「新しいタブ」等、表示しないタブ、階層がある。(デフォルトの機能、tab保存用拡張機能との相性?)
◯ 自分で入れ替えたキー配置やホットキー(ショートカット)と拡張機能のショートカットがぶつかることがある。
というわけで、やはりWindowsデフォルト設定が使いやすい。その中でFirefoxの拡張機能はよくできていますね。最近は使用していないのと、パソコンが落ちまくって更新できないので忘れがちですが…。
頑張って下さい。応援しています。