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サッカー日本代表はラグビー日本代表に学べるか?インテンシティ(プレー強度)の解決策

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みなさん日本で開催されている「ラグビーワールドカップ 2019 日本大会」の試合を見ていますか?スポーツファンなら必見の試合が続いていますね。日本代表が勝ち続けています。中には世界2位のチームを倒す金星もありました。「もう奇跡とは言わせない」という名実況の通り、金星は前回のイングランド大会に続いて二度目ですね。

この勝利の背景には前監督の「エディー・ジョーンズ」(現イングランドHC)がもたらした常識では考えられない大胆な戦術変更がありました。

どのように戦術を変更したのか? それは「プレー強度(インテンシティ)を極度に高め試合の間(80分)攻め続ける」という戦術。一般的に身体能力が低いといわれる日本人が、ずっと攻撃し続けるなんて考えられないですよね。最初に聞いた時は「そりゃムリだわ…」と思いました。

今回の記事は、この常識外れの戦術にサッカー日本代表は学ぶところがないのか?という話です。

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ラグビー日本代表がめちゃくちゃ強い件~にわかファンとして

みなさんはラグビーというスポーツにどのような印象がありますか? 日本でのポジションは「割と人気があるが、超マイナースポーツ」という感じではないでしょうか。

過去にはサッカーより人気があった時代がありました。しかし日本の競技人口は世界で最低レベルなんですね。「見て楽しむ」スポーツで「やるスポーツ」ではない、という感じ。

多くの男子は高校に入学すると「ラグビー部に入らないか?」と誘われた経験があるのでは? 友達がラグビー部だったという人も多いと思います。

このラグビー、私は「日本人には向いていないスポーツ」と考えていました。その理由は明確です。

並べて書きますと以下のような感じ。

  1. ラグビーの強豪国に比べ身体能力的に劣っている
  2. マイナースポーツなので優秀な選手が足りない
  3. 本当に強いプロリーグの経験がない
  4. 劣った身体能力をカバーする優れた戦術がない
  5. 優れたコーチ、指導者がいない

などなど。私はラグビーのルールについてはあまり詳しくないのですが。

「ルールに詳しくないのに勝てないとはどういうこと!」と思いますよね。上記には含めなかったのですが、決定的な原因があります。

それは、「ラグビーには、ディフェンスラインを破る戦術的なパスがない」ことです。自分より前にいる選手にパスしてはいけないというルールがあるんです。実際にはキックによるパスがあり、完全にないわけではありませんが…。

しかし、ボールの形のせいで確実に通るパスにはなりません。だから戦術として計算できないんですね(将来的にはわかりません)。

ちなみにアメリカンフットボールには戦術的なパスがあります。なので私はアメフトの方がラグビーよりも日本人に向いていると思っていました。実際に日本のアメフトはわりと強いんです。(機会があれば記事にしてみたいですね)

戦術的なパス」とはなんでしょう? いわゆる「スルーパス」とか「裏を取るパス」のことです。これがないので相手を振り切るのが難しいのがラグビーです。

戦術的なパスがないとどうなるのでしょうか? パスを相手の前で回すしか方法がないので「相手のディフェンスにかかりやすくなり、破るには接触プレーが必要になる」わけです。

ルール通りにプレーをしているだけなのですが、ラグビーの強豪国が「デカい奴ら」ばかりなのはこれが原因と言っていいでしょう。

つまり相手を攻略するには「ぶちかましたり、引きずったりを80分繰り返す」ことが必要。ですから私はラグビーで勝てるのは「身体能力の高い一部の強豪国だけ」と考えていました。ぶっちゃけ「あまりフェアなスポーツじゃないなぁ」と感じていたんです。

ラグビーは番狂わせの無いスポーツとして有名です。強豪国をみると旧大英帝国だったところばかり。現在の日本代表の世界ランクは8位です。この成績はアジア勢としては奇跡的。もっと人気があってもいいはずなんですけどね。さらに上位に行くことは難しいかな…。かなり努力が必要だと思います。

世界のスポーツ界でフィジカル自慢の国といえば、ドイツや北欧ですね。ところがラグビーには興味がないのかドイツが28位です。オランダは25位で、韓国は31位。ドイツや北欧が乗り遅れているのは意外ですよね。

まぁ、元々イギリスのローカルなスポーツですし、嫌だったらラグビーをしなけりゃいいんですね。勝手に参加しているわけだから文句を言う筋合いじゃありません。

そんな「勝てないスポーツ」を応援している日本のラグビーファンは「アツい」人が多い印象があります。「紳士のスポーツ」というイメージが理由なのかもしれません。少し首をかしげる場面もありますが…。

フィジカルが弱く、競技人口が少ない日本のラグビーは「勝てるスポーツ」ではありませんでした。ですから長い間、世界ランキングやワールドカップで辛酸を嘗めてきました。大敗したことを思い出します。

チームに足りない人材を求め外国籍選手をチームに増やしましたが、結果に結びつくことはありませんでした。

そのようなときに監督に就任したのが「エディー・ジョーンズ監督」でした。日系人であるエディー監督が導入した戦術は世界に衝撃を与えることになります。

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ラグビー日本代表は何故攻め続けるのか?そしてなぜ勝てるのか?

エディー監督の導入した戦術は、日本人の規律と我慢強さ、俊敏性に注目し「インテンシティ(プレー強度)を高め、チームとして80分間攻め続ける」というもの。これを聞いた時は、「守れないのに攻め続けるなんて」とか、「ムリムリ、出来るわけない」とか、「あぁ、正気じゃない」とか思いました(笑)。

勝てるようになった今だから言えますが「信じることは難しい」戦術でした。しかし、エディー監督は日本人にはこの戦術が向いているのだと言う。なぜこの戦術が日本人向きなのか?考えてみましょう。

ラグビー日本代表の戦術が日本人に向いているわけ

エディー監督は言います。「日本人は我慢強い」 いやいや、そんなこと知ってるから(笑)。同じようなことを言っていた指導者は沢山いました。

問題は「それをがどのような戦術に落とし込むことができるか」でしょう。よりによって「インテンシティを高めて試合中ずっと攻め続ける」なんて…。弱いチームにはありえない選択でした。誰もがそう思ったはずです。

しかし、外国人だからわかることもあるんです。日本人が知らない日本人の個性の一つに「強い負荷がかかった状態で、個人としてもグループとしても理性を失わず集中して戦い続けることができる」という特徴があります。これは他の北東アジア諸国には見られない特徴だと思います。

これが他の国にはない「我慢強さ、粘り強さ」を生み出しています。日本人もある意味この特徴をよく知っており、スポーツを精神論で語る人がとても多い。いわゆる「大和魂」もその一つかもしれません。

「よく知っているなら、上手く使えるじゃん」と思う人もいるかも知れませんが、実はそれは難しいのです。「山に登ってしまえば山の姿は見えない」の言葉通り自分で自分を客観的に見ることは難しくデータ化するのは大変です。

だから、日系外国人でありながら世界で指折りの指導者であるエディー監督の「外からの視点」は重要なんですね。

ではなぜ今までの指導者はこの個性を戦術につなげることが出来なかったのでしょうか?もうおわかりですね。そうです、

自分たちを信じることが出来なかったから」ですね。

そりゃそうです、勝ったことが無いのだから。ず~っと負け続けているのだから。このためシンプルに攻撃に集中することが出来ませんでした。

勝ちたいと思えばこそ集中できない。例えば、攻撃中も守備や背後が気になって集中できず、スクラムに隙間ができてしまい崩れたり押し切られたり…。でもなぜ崩れるのかその時は分かりません。「フィジカルが弱いから」みんな口をそろえて言います。上手くいかないとすべてフィジカル。そんな結論になってしまうんですね。

本人には判断できないんです。けして手を抜いているわけではありませんから。厄介なんですね。

ずっと攻め続ける理由は攻撃と守備のバランスにあり

この戦術は「得点するため」だけに導入したわけでは有りません。半分は「守備のため」なんです。なぜなら攻撃している間は守備をしなくていいからです。

この考え方はなにかに似ているでしょう? そう、後述しますが「ポゼッションサッカー」の考え方と同じなんです。

多くの競技では勝つために守備を固め、相手に得点されないようにプレーします。野球もそうです。得点されなければ負けません。サッカーでいうと「カテナチオ」ですね。ラグビー日本代表が守備的だったとは言いませんが、今のように攻撃的にプレーしていたわけではありません。

ラグビー日本代表に相手チームを圧倒するフィジカルはありません。また、一人で得点できるようなスター選手もいませんでした。まぁ、両方がそろったチームはラグビーの場合珍しいのだけれど。

個人能力で相手を圧倒するわけではなく、チームで粘り強くボールを持って前進し続ける。スクラムも集中力の高さと技術でフィジカルの強い相手にも負けなくなりました。

低く鋭いタックルで相手の上体を起こし力を発揮できないようにする。止められないときは二人がかりでタックルして仕留める…。

攻撃に集中することで狙いがシンプルになり、集中が切れることがなくなりました。元々持っていた高い技術力を発揮できるようになり、勝てるようになっていきます。

勝てるようになると自信が生まれ、ますます集中力が高まっていく…。

このように良循環が生まれるわけです。

前述の通り、攻撃のためだけに攻め続けているわけではありません。守備の機会をできるだけ無くすのが狙いです。攻めながら常に前でディフェンスできるようにする。それでフィジカルの弱さが目立たなくなりました。

相手にとってもやりづらい戦術で、常に押しまくられるために攻撃でいいところを出せなくなってしまいます。

攻撃し続けるラグビーは選手にも良い影響を与えます。「自分たちにもできる」と自信を深めていくからです。

このように攻撃し続けるラグビーは日本のラグビーに大きな進歩をもたらしました。なら他の国も真似するかもしれないですよね。しかし反則をしないで粘り強く押しまくるのは難しく、スタミナが切れたり反則を取られたりします。チームが強いと出来ないこともあるんですよ。

ただ、日本代表が結果を残していけばやはりそのようなプレーをするチームが増えていくでしょう。今大会はこのままの流れで進むかもしれませんが、この後はより厳しくなっていくと思われます。

このように弱かったチームがインテンシティを高めて当たり負けしなくなったら、思い通りにプレーが出来るようになリました。

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サッカー日本代表はラグビー日本代表のインテンシティに学べ

さて、本題になります。サッカー日本代表はラグビー日本代表に学ぶことが無いのでしょうか?

サッカーとラグビーは兄弟のようなスポーツです。

ただ、サッカーの強豪国はラグビーの強豪国とは重なりません。発祥国のイングランドはともかく、スペイン、オランダ、ドイツ、ベルギーなどがとても強いですし、南米勢も強力です。

ラグビーは旧大英帝国の国々を除けば、日本よりランキングが上なのはフランスぐらい。

日本代表の強化はラグビーの方が遅れていました。ところが世界レベルの強豪国を倒したのはラグビーが先で、継続的に強豪国に勝利しています。(ニュージーランドやオーストラリアは除く)前回大会では南アフリカ、今大会ではアイルランドというランキング2位や3位のチームを撃破しています。

サッカー日本代表はJリーグ開幕以来世界ランキング上位を目指し努力をし続けています。かなり強くなりましたが、未だに世界ランキング上位の国には歯が立ちません。

サッカー日本代表はランキング上位の国と対戦すると実力を出せません。その大きな原因になっているのが「アタッキングサードでの弱さ」です。特にペナルティエリア内での競り合いにとても弱く、ポストプレーが得意な大迫選手がいないときは前線でボールをキープできずシュートに持ち込むこともできません。

ここで問題になるのが「コンタクト(接触)プレーを嫌う傾向」「ペナルティエリア付近でのインテンシティの弱さ」です。個人的にはこれが多くの問題を作り出していると考えています。

各国の代表にも身体能力や平均身長の低いチームはありますが、世界ランキング上位の国でプレー強度が弱いチームはありません。

具体的にはアルゼンチンやメキシコですが、これらの国は「コンタクトプレーで逃げない」「インテンシティが高い」チームです。

しかし日本代表は苦手なコンタクトプレーをできるだけ避け、技術を高めてきました。その結果ペナルティエリア近辺のプレーに問題を抱えているんです。

日本サッカーはコンタクトプレーを嫌い、テクニックを優先してきた

これはサッカー好きなら誰でも知っていることです。日本はパスワークとワンタッチプレーを奨励し、コンタクトプレーをできるだけ避けるように選手を指導してきました。

いわゆるポゼッションサッカーです。この戦術を選択したのは理由がありました。日本人の特徴である細かい技術と俊敏さでボールをキープし、攻撃する。ただ攻撃するだけではなく、ボールをキープしている間は攻撃されない。つまり攻守の狙いが一体となった戦術です。このあたりは「攻撃し続ける」ラグビーと同じようなコンセプトを持っていますね。

ラグビーとサッカーで大きく違うところが、インテンシティ(プレー強度)に関する考え方です。身体能力で劣る日本人はコンタクトプレーを避けるというのがサッカー、プレー強度を高めて攻撃し続けることを選んだのがラグビーです。その結果は…。もうおわかりですね。

コンタクトプレーを避けるサッカーをしても、世界ランキングの下位から中位付近までは正確な技術とスピードで相手を翻弄し、守備を崩してシュートに持ち込むことができました。

しかしワールドカップ常連国くらいのレベルになると、強い守備によってシュートに持ち込むことが難しくなります。

この頃より、日本のサッカーに進歩の停滞が見られるようになります。大敗したドイツワールドカップが印象に残っていますし、期待されたブラジルワールドカップも結果を残せませんでした。

それでも日本のサッカーは少しずつ進歩を続けています。ブラジルワールドカップは惨敗と言える成績でしたが、ロシアワールドカップで活躍したのはブラジルワールドカップで活躍できなかった選手たちです。

それまではパス偏重のサッカーでしたが、ドリブルが得意な選手が増えて突破からのパス交換とシュートという現在のスタイルに近づきましたね。

しかし一方で、長い間選ばれる選手が同じだったこともあり、現在の代表では一気に世代交代が進むことになります。

現在のサッカー日本代表はかなり良くなりました。前線の選手たちの技術レベルは欧州や南米と比べても遜色ありません。自分から仕掛けてシュートまで持ち込むことも増えましたし、何より簡単にボールロストすることが減っています。

厳しいコンタクトプレーがあるヨーロッパで活躍することで自然に「インテンシティ(プレー強度)」を高めていることが重要かもしれません。

では日本人選手の「インテンシティ(プレー強度)」が高くなったのか? それは…微妙なんです…。

日本人選手の評価とインテンシティ プレミアリーグを参考に

インテンシティの高いプロリーグといえば、参考になるのはプレミアリーグだと思います。

日本人選手も色々な国でプレーすることが増えましたが、その中でも難しいリーグがイングランド・プレミアリーグです。

稲本潤一選手を初め、現在はスコットランドでプレーする食野亮太郎選手まで沢山の選手がプレミアリーグのチームと契約してきましたが、実際のプレーで高い評価を受けた選手はごく少数です。

ディフェンスの吉田麻也選手を除けば、 一番評価されたのは岡崎慎司選手でしょう。ゴール数は多くありませんが、優勝したチームにあって前線から体を張り守備に奔走し、ボールを繋ぎ、シュートする。間違いなくもっともチームに貢献する選手の一人でした。

岡崎選手の特徴は前線での「インテンシティの高さ、コンタクトプレーの多さ」です。え? もっとシュートを決めた方がいいって? まぁ、そうなんですけどね。でも、彼は香川真司選手や中田英寿選手よりも評価が高いんですよ。

ちなみに彼がコンタクトプレーに強いかと言われればそうじゃありません。サイズの問題もありますが。コンタクトプレーを嫌わないだけなんです。そしてチームとクラブに献身的。海外では献身的な選手は非常に高く評価されます。プレミアリーグでは特に。

イングランドには滅私奉公的というか、心と体・全てを捧げて尽くすという文化があり(いわゆる騎士道精神みたいなもの)文句を言わずクラブに尽くす選手はクラブの価値を高める(自分の愛するクラブをリスペクトし、大切な存在にしてくれるため)と考えられているみたいです。

だから、「岡ちゃん」は評価が高いんですね。日本人はテクニックを評価するけど、海外ではもそうじゃないことの方が多い。ゴール前の厳しいエリアで体を張ってプレーできる選手。そういう選手が評価されます。

この基準は正しいと思います。実際にプレミアリーグで優勝していますからね。

技術よりも評価されるポイントがある。そのことを気づかなくてはいけないと思います。

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ゴール前の厳しいエリアで効果的にプレーするために

この前、レッドブル・ザルツブルクに所属する南野選手がリパプール相手に 1G1A の大活躍をして、ネット上のリバプールファン達から「アイツを獲得しろ!」と指名されていました。

この試合、南野選手は敵地アンフィールドで躍動し相手と競り合いながらパス、突破、ボレーシュートと大活躍でしたね。

この南野選手の特徴の一つが「人に対する強さ」です。見た目と違ってかなり泥臭いプレーをする。サイズ的にはそれほど大きくないのですが、コンタクトを嫌がりません。ドリブルもスラローム型に近くスルスルと抜いてシュートに持ち込みます。

日本のトップ下というと、中田英寿選手や本田圭佑選手。これらの選手は前線の選手の代わりにポストプレーをしてチームをオーガナイズしていました。

南野選手も同様でポストプレーをします。しかし、現在の代表チームは前線の大迫選手と両サイドの選手がボールを保持できるので、以前のチームほどトップ下に負担がかかりません。だからゴールゲッターとしての役割が求められています。

フォワードの下に並んだ三人の選手は自在に動いて相手の守備を崩し得点する、のですが…。

身体能力的にも技術的にも軽いプレーが見られ、効果的とは言い切れない状態です。

中島翔哉選手の方がスピードと突破力があり、堂安選手の方がコンタクトに強い特徴がありますが、ほぼ同じタイプの選手。モンゴル戦で伊東純也選手を右サイドに起用したのは偶然ではありません。同じタイプの選手を並べると両サイドの動きが重なってしまい、ダイナミックな動きが起こりにくくなるからです。

伊東選手の起用はいらないパス交換を減らしてアタッキングサードにボールを運ぶのが狙いなのでしょう。堂安選手はスピードがないので、相手によってプレーを変えられればいいのですが…。いつも同じ動きをしているように見えるんですよね。戦術によってはファーストチョイスから外れるかもしれません。

伊東選手はチャンピオンズリーグでのプレーを経験し、進化している最中なのでは? もう少しレベルが高いチームとの試合で見てみたいですね。日本代表には泥臭く厳しいエリアに飛び込む選手が必要です。

イングランドのサッカー監督に絶賛されたラグビー日本代表

最もハードなイングランドのサッカー監督に「日本、なんというインテンシティなんだ!」と絶賛されたラグビー日本代表。現在3部の監督をしている方ですが、日本のチームが「インテンシティ(プレー強度)」を褒められるなんて稀なことです。

で、考えるわけです。サッカーよりハードなラグビーで外国人を驚かす「インテンシティ(プレー強度)」をみせる日本代表。サッカー日本代表は本当に「インテンシティ」を高められないのでしょうか?

いえ、そうじゃないと思うんですよ。日本には「「相撲」「柔道」「空手」などの体術の伝統があり、ボディコンタクト自体はむしろ得意なはずなんです。ラグビー日本代表を見れば分かるはずです。

体が小さくてもゴール前で正確なプレーをしなくてはいけません。小さな体で負けずに競り合う。ラグビーにはヒントがあるような気がしています。

問題は「意思」と「技術」の部分。得点に直接つながるエリアでは逃げずにコンタクトプレーをする。そこでシンプルに枠内シュートまで持っていく。

はっきりと得点することを狙っていかなければいけないと思います。そのための「意思」と「判断」それに「体の使い方」や「腕の使い方」といったものを教えることが重要です。

弱いから、苦手だからやめてしまう。そうするとプレーの選択肢が少なくなり、相手にも読まれやすくなる。捕まらないようにするためにも必要なんです。

日本代表は随分強くなりましたが、いまいち壁を突き抜けられない状況が続いています。コンタクトプレーを下からといって勝てるようになるなんて単純なものではない。

それでもサッカー日本代表のゴール前での選択肢は多くない。それは身体能力が弱いからだけでなく、そのプレーを選ばないからでもあります。

金星を上げる日本代表が見たいですね。特にブラジル代表に勝ったところを見てみたい。これからも応援しています。

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