先日昔よく行っていた書店が閉まりました。よく本を取り寄せてもらったのを思い出します。
今、個人の書店はとても厳しい状態だと思います。
そんな中、ある書店が始めた売り方が話題になっています。
この売り方が全国に広がり、少しでも書店が復権してくれるのを祈っています。
「文庫X」盛岡市の書店が始めた売り方が話題に。
盛岡市にある書店が始めた「文庫X]が、全国に広がっています。
手作りのブックカバーをつけ、タイトルや著者名、出版元を伏せることで、「先入観にとらわれず読んで」との思いを込めたそうです。
地方の一書店が始めた取り組みが店員のネットワークをつうじてひろがり、30都道府県の200店以上が同じ方法で販売されています。
本は重版を繰り返し、すでに5万部を超えているそうです
これに対するネットでの反応を見てみましょう
盛岡発「文庫X」が全国に拡散 書名伏せ販売、版元も驚く売れ行き 若手の発想きっかけ、見せた書店の底力 (ウィズニュース – 10月11日 07:00) https://t.co/oRTmKjMUtl
— いしだゆか (@yunn2ohzer) 2016年10月11日
羽鳥慎一モーニングショーでも取り上げられた【文庫X】。中身を発表する【文庫開き】はいつするの?答えはこちらの連載で→ https://t.co/HFQWxrP8v9
— さわや書店フェザン店 (@SAWAYA_fezan) 2016年10月11日
《文庫X》、紀伊國屋書店で現在取扱いがあるのは当店(横浜店)の他にグラングロント大阪店、ららぽーと豊洲店です。カバーはそれぞれのお店でちがうようですが、当店はさわや書店さんバージョンです。
— 紀伊國屋書店横浜店 (@Kino_Yokohama) 2016年10月11日
「文庫X」読了。
もちろん詳細は書けないが、人間の執念や苦悩、過ちを犯した時の後悔など感じ取れる。
一気に読み進めたが、これは何回も読み返すべき本だと断言できる。
ただし、非常に精神力が必要になるので、気力整えてからね。— クニー・マークⅡ (@KS93kunee) 2016年10月10日
カバーに隠されて中身の見えない本「文庫X」を買ってもらいました
— 藍@図書館ぐらしのアイエッティ (@Story_Reader92) 2016年10月9日
『文庫X』をようやく入手して読了。「普段ノンフィクションを読まない自分が夢中になって読んだ」「が、番組として紹介すべきか非常に迷った。内容を一切紹介できないから」。浅井さんが言っていた通りだった。発売済みの1冊の本をとある書店が手書きカバーで題名・著者を覆面にして売り始めたもの。
— Nana Hayashi (@nhayashi846090) 2016年10月9日
さわや書店フェザン店さんから始まった文庫Xの輪。
当店では文芸担当Yのオリジナルカバーで販売させていただいてます。
どうか山梨のみなさんにもこの気持ちを受け止めていただけますように☆#文庫X pic.twitter.com/0YnPq6gmqr— 柳正堂書店オギノ湯村SC店 (@yumurasc) 2016年10月6日
この売り方をはじめたのは「さわや書店フェザン店」。
表と裏にびっしりと文字が並んでいる手作りのブックカバーはこんな書き出しで始まっています。
「申し訳ありません。僕にはこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら『面白い』『魅力的だ』と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました」
このブックカバーの文章を考えたのは、昨年9月に入社した長江貴士さん(33)。
プライベートでこの本を読んでいて「ノンフィクションの中で誰にでも読んでもらいたいと思った初めての作品」だったそうです。
通常の販売方法では、なかなか手に取ってもらえないと考え、あえて書籍名などを隠すことを思いついいたそうです。
ぶんしょうは長江さんが考え、同じ店でアルバイトをしている店員が文字を書くことにしたそうです。
ブックカバーはコピー機でモノクロ印刷したもので、手作業で裁断し、1つずつ手作業でつけているそうです。
当初仕入れたのは60冊。時間をかけて売っていくつもりでしたが、5日後には完売したそうです。。
長江さんは「本の中身が何もわからないというのはとてもハードルが高いと思っていました。それだけにとてもびっくりしています。」と話していました。
「文庫X]について明かされているのは、税込み810円の価格、ノンフィクションであること、500ページ以上であることのみ。
購入したレシートにもタイトルを表示しない徹底ぶりで、更に買って開封したらすでに持っている本だとわかった場合は、単行本・文庫本を問わず、返金に応じているそうです。
通常の文庫本は月200冊売れれば月間トップになる事ができるそうですが、「文庫X]は2ヶ月で1600冊が売れました。異例の売れ行きだそうです。
この取り組みが、店長の田口幹人さん(43)の書店員ネットワークを通じて他店にも拡大しています。
今では北海道から沖縄まで、約30都道府県の200店舗以上で販売されています。
チェーン店で扱うことも決まりそうで、一気に300店舗を超える見込みだそうです。
「文庫X]なんでネタバレしないのか 12月9日に「文庫X開き]
ネット上でも話題になっている「文庫X]ですが、書籍名などの「ネタバレ」を書いているひとがほとんどいないのも特徴です。
私もネタバレしてみようかと思っていましたが・・・
すべての書店でやっているわけではないので、手に入らない人もいるのではないかと思って・・・
止めておくことにしました。
田口さんは「本好きな人が、それだけ大事に思ってくれているんでしょうね」とコメントしていました。
フェザン店では、12月9日に「文庫X開き]と称して書籍名などをあかす予定になっています。更にそこに向けて、「文庫X]に関する著者インタビューや各地で販売している書店員の思いをまとめたフリーペーパーを準備しているといいます。
本当に個人の書店は厳しい時代。この様な取り組みが広がって少しでも活気づいてほしいですね。
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